温まる、美肌作りにぴったり!自宅で「炭酸浴」と「日本酒浴」を楽しむ方法

寒い季節になると、バスタイムがより一層楽しい季節になりますよね!
お風呂は美を磨く場所と言われています。

肌にまつわるさまざまなデータを基に、ポーラが発表している「美肌県グランプリ」。
そこで島根県は1位に選ばれたことがあるほど、美肌県として有名なんだそう。

島根県が美肌の素の宝庫と言われている理由。
それは「空気中の水分が多い、日照時間が短く紫外線の影響を受けづらい」といった気候条件や「名産品にはしじみや蕎麦といった美肌に良いとされる食材が多い」といったことが考えられています。

さらにもう1つ!
それはさまざま泉質の温泉です。
特に島根県出雲市にある温泉は、シュワシュワとした炭酸泉が特徴だそうです。

そこで今回は島根県の温泉のような泉質を自宅で楽しむ方法をご紹介します!

◆自宅で楽しむ「炭酸浴」と「日本酒浴」◆

◆炭酸浴

「炭酸風呂」は古い角質を落とし、潤いをチャージしてくれるうえ、ハリ感を高めるといった働きも期待できる、古くから美肌の湯として知られています。

そして炭酸の働きによって血行を促進し、代謝アップに役立つとも言われるまさに健康にも美容にもよい温泉なんだそうです。

お家での作り方もとっても簡単です!
普段料理が好きでよくされる方は既に材料を持っているかと思います!

重曹を大さじ2、クエン酸を大さじ1をお風呂に入れ、軽くかき混ぜるだけです!
浴槽が広い場合は、重曹とクエン酸をそれぞれ大さじ1杯ずつ足すと、丁度良い量になります。

注意事項があって、重曹とクエン酸はどちらも掃除にも使えるので、掃除用だったら持っている…という方もいらっしゃると思うのですが、「掃除用」のものは入浴剤としてはNGです。
必ず「食用」を使用するようにしてください!

◆日本酒浴

島根県は日本酒発祥の地として有名です。

日本最古の歴史書「古事記」の出雲神話に素戔嗚尊がヤマタノオロチを退治した「ヤシオソノ酒」をはじめ、「出雲国風土記」でも”佐香の河内で神々が集って御厨を建てて、酒を造って酒宴を開いて…”とあります。

それらを示すように出雲大社、須佐神社には中国東北地方を起源に持つ”糜醴(びれい)”の酒が祭祀の一夜酒として、佐太神社には中国長江を起源とする”醴(ふんれい)”の酒が祭祀用として今も伝わっています。

そういうことから弥生時代から脈々と続く多様な酒造りが伝わっています。

日本酒にはしわやたるみの予防が期待できるフェルラ酸という成分が含まれています。
その成分にプラスして血行促進や保湿にも繋がるのが「日本酒浴」です。

作り方はこちらも簡単です!
お湯の温度を38℃から40℃、アミノ酸を多く含む純米酒がより効果が期待できます!
その日本酒をグラス1~2杯分浴槽に入れてかき混ぜたら完成です。

日本酒浴をする際は、香りも感じてみてください。
香りによって自律神経を整える働きも期待できて、よりリラックスした時間を過ごせます。

◆注意するべきこと

「炭酸浴」の注意点

①作ったらすぐに入浴すること
重曹とクエン酸を混ぜて発生する炭酸ガスは時間と共に薄くなります。
カラダや髪を洗いたい人は、洗い終えてから炭酸風呂を作りましょう。

②換気すること
炭酸ガスが発生するので、入浴の際は必ず換気しましょう!
入浴時間は20分から30分程度にして、37℃くらいの低い温度で漬かるのもポイントです!

狭いバスルームに炭酸ガスが充満すると酸素不足で気分が悪くなるので、空気を入れ換えながら、入浴しましょう!

「日本酒浴」の注意点

①避けたほうがいい方
まずアルコールは皮膚からも吸収されるため、飲酒ができない人に向きません。
またアルコールはそもそも人体への刺激が強いため敏感肌やアトピー性皮膚炎など肌の弱い人も注意です!
どうしても試したかったら少量から始めましょう!

②追い焚きはNG!入浴後はすぐに掃除すること
お湯はできるだけ早く捨てましょう。
日本酒にはさまざまな成分が含まれておりそれらは雑菌のエサとなります。

日本酒が入ったままのお湯(水)を追い焚きすると、ポンプ内に日本酒の成分が残り、そこで雑菌が繁殖する可能性があります。

日本酒風呂を作る際は、決して冷めたお湯に日本酒をいれて追い焚きするのではなく、沸いたお湯に注ぐようにしましょう!

浴槽にすぐ影響が出ることはありませんが、衛生上の観点から入浴後はすぐにお湯を捨てて掃除しましょう。

◆まとめ

美容にも健康にも良い「炭酸浴」・「日本酒浴」。
ぜひ今年の冬は新しい入浴スタイルを試してみませんか?

厳しい冬こそきちんと保湿をしてプルプルの美肌を目指していきましょう♪