頑張り屋さんにおすすめ!『ボーンブロススープ』で元気に♪

1月も残り少なくなってきましたが、まだまだ寒い日が続きますね。
最近ではまた新しくオミクロン株が流行っており心配で不安定な日々で体も心もお疲れ気味という方もいらっしゃるのではないしょうか。

そんな毎日を頑張っているあなたに、体も温まり元気がみなぎってくる美容のスープ「ボーンブロススープ」をご紹介します。

◆ボーンブロススープとは?

ニューヨークのヘルシー志向の女性や女優さんを中心に人気となり、日本でも健康への意識が高い人を中心に注目されています。

ボーンブロススープというのは、お肉やお魚の骨ごとじっくり煮込んだスープのことです。
「ボーン(骨)」の「ブロス(出汁)」である「ボーンブロス」。ラーメン屋さんのラーメンスープと同じなので多くの人が口にしたことがあるものです!
たいてい、玉ねぎやセロリといった香味野菜も一緒に煮込んでおいしく仕上げます。

なぜ人気なのか?
その理由は、アミノ酸・コラーゲン・ミネラル・ビタミンなど多様な栄養素が含まれているからなのです。また、血糖値の維持が苦手な人にとっては「吸収しやすい状態である」ことも大きな魅力です。

◆真面目な頑張り屋さんは注意!つらい低血糖について

機能性低血糖という言葉をご存じでしょうか?
これは、体の中で血糖値がうまくコントロールできずに血糖値が低くなり、不調があらわれる状態のことをいいます。

イライラしたり、倦怠感があったり、食後に強い眠気が襲ってきたり、冷や汗をかく…。こんな不調が見られたら血糖値が低い可能性があります。

血糖値というのは、血液の中に含まれる糖のことで、全身を流れる血液には常にエネルギー源である糖が含まれています。糖は多すぎても少なすぎてもいけないのでホルモンによって厳密にコントロールされています。

甘い物やごはん、パンなど糖質をたっぷりとってしまうと糖は多くなります。一定量を超えるとすい臓から血糖値を下げるためにホルモンが出てきて、増えすぎてしまったぶんの処理をしてくれます。

血糖値が急激に下がると、前述した不調が起きやすくなります。糖は細胞のエネルギー源でもあるので、少なくなるということは体にとっては緊急事態なのです。

こんなとき、体はなんとかしようとホルモン(アドレナリンやノンアドレナリン、コルチゾール)を出して血糖値を上げようとします。アドレナリンやノンアドレナリンは興奮に関わるホルモン。イライラや攻撃性、あるいは不安感や恐怖感が起こりやすくなるため、パニック障害といったメンタルの不調も血糖コントロールと深くかかわっています。

もう一つのコルチゾールは、ストレスと戦うホルモンでもあります。ストレスが多すぎると、ホルモンの出処である副腎が疲れてしまい、低血糖を起こしやすくなることになります。

なので、毎日頑張ってお仕事や自分磨きをしていて、あらゆることに敏感になっている方は低血糖になりやすいのです。

◆低血糖の人におすすめの理由

なぜ低血糖の方に「ボーンブロススープ」がおすすめなのか?
さきほど人気の理由をお伝えしましたが、ここでは少し詳しく説明します。

お肉やお魚に含まれるたんぱく質は多数のアミノ酸がくっついてできていますが、構造が複雑なために消化するためには胃腸にも負担がかかり時間もかかります。

しかし!ボーンブロススープは煮込むことで、たんぱく質が壊れた状態、つまりアミノ酸だけの状態になっているので、消化吸収しやすいのです。

アミノ酸は体内でエネルギー源としても使われます。血糖値が下がった時に糖質をとると再びバランスが崩れてしまうので、アミノ酸のように血糖値を乱さないものが最適とされています!

吸収しやすく血糖値を乱さないボーンブロススープは低血糖の方におすすめということです。

◆おすすめのレシピ

基本のスープはとてもシンプルな塩味なので、具材を足したり、ミキサーで潰してポタージュにしたりとアレンジも自由自在です!

ここでは基本のボーンブロススープのつくり方とアレンジを2種類紹介します。

基本の簡単チキンボーンブロススープ

材料(出来上がり600-700ml)

・水 1000ml
・鶏手羽先 5-6本
・白ネギ(青い部分) 1/2本
・ショウガ 20g
・ニンニク 1片
・塩 小さじ1

作り方

① 鍋に水・鶏手羽先・白ネギ・ショウガ・ニンニクを入れる。
② 中火にかけ沸騰したら、あくを取りながら弱火にして40~50分煮る。
③ ざるでこし、ひと煮立ちさせ塩で味を整える。

チキンボーンブロスで豆腐入りサンラータン

材料(2~3人分)

・基本のチキンボーンブロススープ 500ml
・もどし汁(シイタケ) 100ml
・干しシイタケ 2枚
・キクラゲ(乾燥) 2枚
・絹ごし豆腐 1/3丁
・にんじん 30g
・細ネギ 少々
・卵 1個
・酢 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1
<水溶き片栗>
・片栗粉 大さじ1
・水 大さじ1
・ごま油 小さじ1
・塩コショウ 少々

下準備
◆干しシイタケは、たっぷりの水につけて戻し、柔らかくなったら軸をとり、薄切りにする(戻し汁は残しておく)。
◆乾燥キクラゲは、たっぷりの水で30分つけてもどし、石づきをとりせん切りにする。
◆豆腐は1.5角に切る。
◆ニンジンは皮をむいて、せん切りにする。細ネギは青い部分を斜め切りにする。

作り方

① 鍋に基本のチキンボーンブロススープとシイタケのもどし汁をいれ中火にかける。
② 煮立ったらニンジン、しいたけ、キクラゲ、豆腐をいれさらに煮る。
③ 酢としょうゆを入れ味をととのえ、<水溶き片栗>を加えてとろみをつける。
④ 卵をといて、糸状に流し入れ、人煮立ちさせる。塩コショウ、ゴマ油で味をととのえ器に盛り、細ネギをのせる。

アボカドとニンニクのポタージュ

材料(2~3人分)

・アボカド 小さめ2個
・にんにく 1かけ
・基本のチキンボーンブロススープ 400㏄
・生クリーム 100㏄
・塩 小さじ1/2
・パセリ(みじん切り) 適量
・こしょう(赤白) 各適量

下準備
◆アボカドは種を取り、皮を剥いて適当にカットします。
◆ニンニクはすりおろします。

作り方

① 鍋を温めバターを溶かしすりおろしたニンニクとアボカドを入れいためます。
② アボカドが少し崩れてきたら基本のチキンボーンブロススープを加えて煮込みます。
③ 加熱しすぎるとアボカドの色が悪くなるのでマッシャー等で潰しながら煮込み、すべて潰れたら塩と生クリームを加え火を止めます。
④ お皿に盛ってパセリのみじん切りを散らしこしょうをのせたら完成。

◆まとめ

今回は頑張り屋さんにおすすめの『ボーンブロススープ』について紹介しました。
なにかと不安定でいろんなことに敏感になってしまうこんな時期に、ぜひ心も体も温まるこちらをお試しください!

疲れた時は無理をせずにきちんと休息もとってくださいね♪
今年の冬も健康に乗り越えていきましょう!