早めの花粉症対策を!この時季の食事とスキンケアについてご紹介

だんだん陽気も暖かくなってき春の訪れを感じますね。
春が近づくということは、花粉も飛んでくるということで、花粉症の方にとっては憂鬱な季節ですよね。

花粉症は、かゆみや炎症を引き起こすのでくしゃみが止まらなかったり、肌が荒れたりとなにかと厄介です。

今回は、そんな花粉症を少しでも和らげるための対策方法を紹介します。

♦花粉症対策♦

花粉症について

花粉症は、花粉というアレルゲンに対して人間の免疫力が過剰に反応することで起きるアレルギーの一種です。

花粉アレルギーになると、体内にヒスタミンという物質が分泌されて、鼻水やくしゃみを起こして花粉を体外に排出しようとします。また、このヒスタミンにより花粉が肌につくだけでもアレルギー反応が起き、かゆみや炎症を引き起します。

花粉症を軽減させるためには、腸内環境を整えることが大切です。アレルギーと関係性の深い免疫機能は、人間の腸に集中しているため、腸内細菌のバランスが崩れると、ヒスタミンが過剰に分泌されてしまい、花粉症がより悪化します。

花粉アレルギーを和らげるために、腸内環境を整えて、ヒスタミンの分泌を抑えなくてはなりません。
そのため、食べ物からのアプローチが有効です。

花粉症に良い食材&悪い食材/span></strong

花粉症に良い食材3つ

①ヨーグルト、味噌、キムチ、ぬか漬けなどの発酵食品

腸内環境を整えるためには、腸内に住む善玉菌を増やすことが重要です。
発酵食品には善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌などが生きたまま含まれており、腸内の環境を保ってくれます。

<免疫機能を高めるヨーグルトの食べ方>

ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、「プロバイオティクス」といわれています。これらは単体で食べるよりも、「プレバイオティクス」といわれる善玉菌のエサと一緒に食べることで、より腸内での働きが高まります。

プレバイオティクスの代表は、オリゴ糖や食物繊維などです。オリゴ糖や食物繊維は、良い菌を増やし、悪い菌の増殖を抑える働きがあります。これらを一緒に摂ることで、乳酸菌やビフィズス菌が増え、腸を整えたりするほかに、ミネラルの吸収が促されます。

ヨーグルトを食べる時は、ぜひオリゴ糖で甘味を加えたり、バナナやリンゴ、キウイなどの食物繊維が豊富なフルーツと一緒に食べてみたりしてください。

②ゴボウ、にんじん、レンコンなどの根菜類

善玉菌を活性化するためには、善玉菌にエサを与えなくてはいけません。根菜類に多く含まれている食物繊維は善玉菌のエサになり、善玉菌の働きを活性化してくれます。

③ハーブティー

手軽に取り入れられるのが「お茶」です。甜茶、ミントティー、エルダーフラワーティー、エキナセアティーの4つです。

甜茶には、ヒスタミンの分泌を抑える働きが確認されています。すぐに症状を緩和するというよりは予防効果なので、花粉シーズンになる前に飲み始めるのがおすすめです。

ミント、エルダーフラワー、エキナセアはどれもハーブティーとして販売されています。ミントに含まれているプリフェノールには、鼻の炎症を抑えるなど花粉症の症状を緩和する働きがあります。エルダーフラワーは鼻水や涙を緩和するとされ、エキナセアは免疫機能を高めるハーブとして有名です。

免疫バランスを保つために、ますは発酵食品+根菜の摂取量を増やすことです。加えて、花粉が飛び始める2~3週間前から甜茶を飲み、ハーブティーを飲み続ければ、「食」からの改善がかなり期待できます。

<花粉症の人に知ってもらいたい栄養素がビタミンD>

ビタミンDは脂で溶けるビタミンの一種で、D2からD7までの6つの種類があります。中でも人間の身体に必要なのはビタミンD2とD3の2種類です。D2はきのこ類など植物性のものに、D3はサケなど動物性のものに多く含まれています。ビタミンに分類されていますが、その働きぶりは身体の機能をコントロールするホルモンさながら。もともとは骨に関する栄養素として知られていました。

ビタミンDの仕事の一つが免疫のバランスを整えることです。免疫力は花粉症にも関係するとされています。細胞の遺伝子に直接、抗菌ぺプチドを作りなさいと指示を出します。抗菌ペプチドとは、細菌やウイルスを攻撃するように働くタンパク質です。

おすすめは25(OH)ビタミンD3のサプリです。

ビタミンDが含まれる食材は、鮭やしらす、いわしといった魚介類、しいたけやきくらげといったきのこ類です。一方、紫外線の力を借りて皮膚で作ったりもしています。 紫外線の一種、UV-Bは、衣服やガラスを通ることができないので、寒いからと外に出ない日々が続くと、体内で作られる量は目減りすることになります。手のひらを日に当てるといった方法もあるので実践してみてください。

花粉症に悪い食材3つ

①揚げ物、ステーキなどの高脂肪食

食べ過ぎで消化しきれなかった脂肪分は腸内の悪玉菌のエサになり、腸内細菌のバランスを崩してしまうため、花粉症を悪化させる可能性があります。揚げ物や脂身の多い肉、ステーキなどは控えめに。

②ハムやソーセージ、スナック菓子などの加工食品

加工食品に含まれることが多い食品添加物(着色料・防腐剤・安定剤など)は、腸内環境のバランスを崩してしまいます。加工食品を購入するときは、成分表示を確認して食品添加物が少ないものを選びましょう。

③お酒などのアルコール

アルコールなどを肝臓で分解するときに発生するアセドアルデヒドが、顔のかゆみや赤みを悪化させます。アレルギー症状があるときは飲酒を避けましょう。

お酒を飲むと血行はよくなりますが、実は「血流アップ」もアレルギーには悪影響です。かゆみや熱感がひどくなったり、むくんだりします。激しい運動や長風呂もNGです。

肌のバリアを壊さないスキンケア

花粉症で肌がかゆいときは、食生活だけじゃなく、スキンケアでも注意すべきことがあります。

肌を強くこすったりせず、保湿剤を塗るときは優しく角層に押し込むように手で押さえましょう。強くこすってしまうと、その刺激によって肌のバリア機能が壊れ、かゆみを悪化させる悪循環を招きます。

皮膚の外側にある角質には、異物の侵入を阻止するバリアの役目があります。しかし、掻いたりこすったりするとバリアが壊れてしまい、そこから花粉が侵入して、かゆみなどのアレルギー症状がひどくなってしまいます。

皮膚は乾燥するとバリア機能が弱まるので、かゆみを軽減するためには、保湿重視のスキンケアを心がけましょう。しっかり保湿すれば保湿剤が膜となり、皮膚に直接花粉がつくことも防いでくれます。

スキンケアのポイントは、いつもより保湿力の高いアイテムでのうるおいを保ち、バリア機能を高めることです。肌を乾燥させない洗顔料を選び、洗いすぎを防ぐことも大切です。

朝のベースメイク

クリームファンデーション&フェイスパウダーで、日中のかゆみから徹底ガード!

肌が乾燥してごわつき、ベースメイクののりが特に悪くなるこの時季は、クリームファンデがおすすめです。

多くのオイル成分やスキンケア成分を含むので、肌に負担をかけることなくなじませることができ、自然なツヤもプラスされます。肌荒れもなかったかのように、美疑似肌を作り上げることができます。

さらにその上から軽いつけ心地のフェイスパウダーをふんわりとのせれば、触りたくなるような柔肌が完成します。

あえてクリームファンデーションとフェイスパウダーでいつもよりしっかりめのベースメイクにするのは、花粉を直に肌に寄せ付けないためと、渇きがちな肌を守るためです。家に帰ったらすぐにクレンジングをするのもポイントです。

日中のメイク直し

うるおいチャージ&朝の仕上がりを復活させるプチテクニック

朝、出かける前はベストな状態でも、お昼くらいになると乾燥とむずがゆさでストレスフルになるのが、この時季特有の悩みですよね。乾燥して目まわりや口まわりはパサつき、粉がふいたようにようになってしまうこともあると思います。

そこで常備していて欲しいのが『乳液を含ませたコットン』です。コットンに乳液2プッシュほどなじませて、小さめのジッパー付き袋に入れ、ポーチにいれておきましょう。

午後本格的に乾燥してきたら気になる箇所をコットンで優しく拭き取ります。あくまでもこすらずに、なでるようにしましょう。

そもそも乳液は、水分と油分のバランスを整えてくれるスキンケアアイテムです。
拭き取った後の肌を指の腹で軽くなじませれば、なめらかにふっくらします。

そこに上質なプレストパウダーで、メイク直しをします。あまりパフに一気に含ませるのではなく、少量ずつ重ねるようにしてなじませるのが、ヨレないコツです。

プレストパウダーは、粒子が細かく、しっとりと整えてくれるので、荒れた肌にしっかり密着してくれます。メイク直し後はむずがゆさも起きにくいうえに、肌をしっかり守ってくれる高バリア効果もあるので一石二鳥です。

本来の使い方とは少し違いますが、乳液のコットンのひと手間を加えることで、花粉症の時季のメイク直しの憂鬱さが軽減すること間違いなしです。

夜のお手入れ

クレンジングミルクでしっかりオフ&クリームで栄養チャージ

一日中、花粉や大気汚染物質の漂う中にいた肌は、一刻も早くリセットしたいところです。だからこそこの時季、帰宅してまず行うのが、クレンジングです。花粉が肌に長時間付着しているのは、かゆさやむずがゆさのもと。ベースメイクや酸化した皮脂、そして花粉などの不着物質をクレンジングでしっかりと洗い流し、素の状態に戻します。

アイテムは、ミルクがおすすめ。肌馴染みが良いので敏感状態になった肌をこすらずにすみますし、メイクとの馴染みが良く、肌の水分を奪うことなくオフできるからです。

スキンケアの最後はクリームで締めましょう。

両頬・おでこ・鼻・アゴにおいてからのばす一般的な5点置きよりも、この時季におすすめなのが「スタンプ塗り」です。

適量を両手のひらにまんべんなく広げてから、頬などの広く乾燥しやすい部分に手のひら全体を当てるようにして塗ります。こうすればまったく擦ることはないので、敏感状態でも安心です。小鼻など細かい部分は指先に残った量で大丈夫です。

クリームは肌に栄養を与える大切な役割のアイテムです。「クリームを長年使っている人は本当に美肌」とベテランの美容部員さんの言葉もあるほど、美肌のためには重要です。食わず嫌いの人にもぜひチャレンジしてほしいです。翌朝の肌触りに感動すると思います。

まとめ

花粉症対策について紹介しました。

花粉症はアレルギーなので完全になくすのは難しいですが少しでもストレスフリーになるようにできる範囲で緩和していきましょう!

春は気候も暖かくレジャーにはとても快適な季節なので、対策をしっかりとって楽しく過ごしましょう♪