もうすぐ桜の季節!全国のおすすめお花見スポットと食べ物について紹介

3月も中旬に差し掛かって、もうすぐ桜が見頃を迎えますね。
これからお花見のシーズンが始まりますね♪

ゆっくりお散歩をしながら、桜を見るも良し、お友達や家族と桜を見ながらお酒やごはんを嗜んでのんびり過ごすも良し。

今からお花見のシーズンが待ち遠しいですね!

そこで今回は、全国の桜の名所とお花見にピッタリな食べ物についてご紹介します。

お花見の歴史

紹介をする前にお花見の歴史について紹介します。

お花見は、奈良時代の貴族が始めた行事と言われていて、当初は中国から伝来した梅の花を観賞するものだったそうです。

平安時代に入って、お花見の花が梅から桜へと移り変わっていきました。桜の花でのお花見の起源は「日本後記」によると、嵯峨天皇が催した「花宴の節」という宴であると記されています。

以前は貴族の行事だったお花見。鎌倉時代に入ると武士階級にも広がっていきました。

有名なのは豊臣秀吉の「吉野の花見」や「醍醐の花見」などです。

「吉野の花見」は、徳川家康や前田利家、伊達政宗などの名だたる武将や茶人・連歌師など、参加者総勢5千人にも及ぶお花見だったといわれています。
「醍醐の花見」は、お花見のために700本の桜が醍醐寺に植えられ、豪華絢爛に茶会や歌会などが催されたそうです。お花見セットで親しまれる「3色団子」も、このとき振る舞われたのが最初といわれています。

お花見文化が貴族外に広まったのは、江戸時代からです。桜の品種改良も盛んに行われるようになり、現在、全国各地で鑑賞できる最もポピュラーな品種「ソメイヨシノ」もこの時代につくられました。

貴族が花を愛でるお花見を楽しんでいた時代、農民の間にも、お花見は行われてきました。しかし、貴族のお花見と異なり、豊作祈願の神事として行われていたようです。

桜には、春に山から降りてくる「田」の神様が宿ると信じられており、桜の花の咲き方で農作物の収穫を占ったり、開花時期に合わせて稲の種まき準備を行ったりと、農民にとって桜は大切なものだったようです。

現在でも桜は日本にとって大切なお花ですよね!では早速おすすめスポットから紹介していきます!

◆全国の桜の名所◆

①日中線記念自転車歩行者道/福島

1つ目は、福島県の「日中線記念自転車歩行者道」のしだれ桜です。日中線とう廃線になった線の線路沿いに咲く満開のしだれ桜は、毎年たくさんの人々に楽しまれています。

約3㎞も道沿いに約1,000本のしだれ桜が咲き乱れます。例年4月中旬~下旬にかけて見頃を迎えて、4月下旬にはウォーキングイベントも開催されます。3㎞の道の途中には,使用されなくなったSLが展示され、桜路のコラボレーションは絶好のフォトスポットになっています。

②幸手権現堂桜堤/埼玉

2つ目は、埼玉県にある「幸手権現堂桜堤(さってごんげんさくらつつみ)です。関東屈指のお花見スポットで、堤沿いに約1,000本のソメイヨシノが咲き誇ります。

桜のピンク色と菜の花の黄色によるコントラストが美しいです。一面に広がる菜の花とそれと負けないくらい色鮮やかに咲く桜に心を動かされること間違いなしです。また、都心からのアクセスも良いのでオススメです!

③毛利庭園/東京

3つ目は、東京・六本木にある「毛利庭園」です。六本木ヒルズの中にある庭園です。都会の喧騒を忘れてしまうほどの、のんびりとした豊かな自然が味わえるスポットです。

ショッピングやディナー、ランチを済ませた後にお花見に行く、なんていう優雅な1日の過ごし方ができるのも、六本木ヒルズ内にある毛利庭園ならではの魅力です。

④淀川河川公園背割堤地区/京都

4つ目は、京都府にある「淀川河川公園背割堤地区(よどがわかせんこうえんせわりていちく)です。木津川と宇治川を分かつ背割堤に毎年咲き誇る桜が人気のお花見スポットです。

見所は満開の桜トンネルです。1.4㎞に渡って200本を超えるソメイヨシノが自然のトンネルを作り出します。さらに、約25メートルの高さがある「さくらであい館」の展望台からは、この桜トンネルの眺めを上から見ることができます。

⑤目黒川/東京

最後に紹介するのが、東京・目黒区にある「目黒川」です。3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎え、近くにはたくさんのショッピングスポットもあることから、毎年大勢の人がお花見に訪れます。

約4㎞にわたる目黒川沿いには約800本ものソメイヨシノが並んでいます。夜の街になじんでライトアップされた桜はとても幻想的です。こちらも全国屈指の人気スポットです。

◆お花見の定番の食べ物◆

お花見といったら、コレ!という定番の食べ物について紹介します。

①桜餅

桜餅には、薄い皮で巻いているものや、道明寺粉であんこを包んだものなどいくつかの種類があります。関西と関東で異なり、関東は薄いピンク色の皮にあんこを包んだものが桜餅と呼ばれていますが、関西ではもち米の皮を使ってあんこを包んだものを指します。北海道では、関西で一般的なもち米由来の皮を使った桜餅が主流となっていることが特徴です。

②三色団子

三色団子は、緑・白・ピンクの3つのお団子がセットになっていることが特徴です。三色団子は桜餅とは異なり、地域を問わず同じ順番に同じ色のお団子を使用します。上からピンク、白、緑の順番で指すことが特徴で、白い団子は雪、緑は新芽、雪の上にはピンク色の花が咲いていることを表現している和菓子です。春は、地面に雪が残っていても雪の下には新芽があり、上には花が咲くということを表現しています。他にも、ピンク色が桃、白が白酒、緑はヨモギを表現しているという説もあります。

③桜茶

桜茶は、結婚式の控室や出産祝いの席など、おめでたい場所で飲むことが多く、「さくら湯」とも呼ばれています。桜茶は茶葉を使うのではなく、桜の花の塩漬けにお湯を入れて作った飲み物です。塩漬けされた桜の花びらをコップに入れてお湯を注ぐと、花びらが開いてお湯が薄いピンク色に染まります。

◆お花見の食べ物を選ぶ際のポイント◆

・バリエーションが豊富なもの

数人で食事する際には、いくつかの種類の中から、自分が好きなものを選べるようにすることが大切です。
例えば、おにぎり。おにぎりには、鮭、たらこ、昆布、ツナなど味が選べるため、自分の好きなものを選んでもらえます。好き嫌いに対応しやすく、自分が食べたいものを選ぶという楽しさもあります。

・小分けにされているもの

お花見の食事は小分けにして、一人ひとりが取りやすいようにすることが重要です。気軽に手に取れたり、取り分ける必要がなく食べやすかったりするでしょう。さらに、大皿から食べるのは衛生的とはいえないため、小分けにして持っていくことが大切です。

・手を汚さずに食べれるもの

お花見は基本的に屋外で食事をするので、手が汚れない食べ物を用意するといいでしょう。お花見の時期にはトイレが混みあうため、手を洗いに行きにくく、ウェットティッシュできれいにするのも手間がかかります。

手が汚れない食べ物を準備するか、手が汚れないように紙に包むなどの工夫をすることがポイントです。

◆お花見におすすめの食べ物6選◆

ポイントを踏まえた上で、お花見におすすめの食べ物を6つ紹介します!

①おにぎり

おにぎりは簡単に作ることができ、ご飯の種類や具材を工夫すると簡単に味を変えられることが特徴です。お花見に持っていく場合には、春が旬の食材を使った炊き込みご飯や、野菜のおにぎりを準備してみると良いでしょう。

巻き寿司

巻き寿司は、桜でんぶを混ぜた酢飯に卵焼きやきゅうりなどを乗せて巻きます。箸を使わずに食べられるので便利であり、色鮮やかなのでお花見に最適な食べ物です。

サンドイッチ

サンドイッチは年齢問わず楽しめる食べ物であり、簡単に作れることが魅力です。ハムや卵といったポピュラーなものや、チキン、アボカドなどを使ったおしゃれなものを用意するのもおすすめです。食パンを使ったサンドイッチだけではなく、クロワッサンにチーズやハム、卵などを挟むと、見た目がおしゃれに仕上がります。

ピンチョス

ピンチョスは一口大に切ったパンに具材を乗せて、ピンでとめた料理です。簡単に作れることが魅力的であり、見た目が可愛らしくお酒のおつまみにも最適です。

唐揚げ

お酒のおつまみとしてもおすすめです。一口で食べれるように、鶏肉を小さくカットすると爪楊枝でも食べられるため、手を汚さずに食べられるでしょう。

卵焼き

卵焼きをシンプルな味付けにして、お酒のつまみにするのがおすすめです。また、チーズや野菜などを入れて、おかずになるように卵焼きをつくるのも良いでしょう。

◆まとめ◆

全国のお花見おすすめスポットと食べ物について紹介しました!

まもなく桜の時期になって、春らしさを感じることができますね!
桜は日本を代表するお花なので、普段お花見をしない方も、今年はお散歩だけでもしてみるのはいかがでしょうか。

ぜひ、こちらの記事を参考にして、ステキなお花見の時間を過ごしてください♪