2月 冷え対策のスキンケアとおすすめのあったかレシピ

寒い冬といえば女子の大敵「冷え」の季節。
気温の低下に影響され、肌の温度も低下します。そのため血流が滞って、細胞の活動も鈍くなり、肌のターンオーバーも不調気味になります。

さらに1年のうちで最も湿度が低く、肌の乾燥は最高潮に。
また、スギ花粉は2月から飛散し始め、3月〜4月にピークを迎えます。

2月の肌にこんなことを感じていませんか?

●肌がひんやり&どんよりでくすんだ印象に
●乾燥して、肌がカサカサ
●花粉やちり・ほこりなどの付着が気になる

そんな2月の肌に、皮膚体温の低下や血流の滞り、さらに乾燥環境や花粉などの影響を感じやすい2月の肌に取り入れた対策を紹介します。

最後には、体を温めるのにぴったりなホットレシピをご紹介します!

◆2月の肌におすすめのお手入れ3箇条◆

 

◆1.蒸しタオルで部分的に温める

肌の温度が極端に低いと、細胞が活性化しないので、血色感がなく、どんよりとした肌の印象になります。特に気温の影響を受けやすい「頬」は、肌悩み・不調が出やすい部分です。そこでおすすめなのが、「顔の肌の温度を低下させない=温める」ことです。

「温める」には、部分的に温める、全身を温めるなど、複数の方法があります。スキンケアやボディケアと組み合わせることで、美容効果も期待できますよ。

頬など部分的に温めるのに有効なのが「蒸しタオル」

■蒸しタオルを使うメリット

・毛穴汚れ、古い角質を落としやすくなる

蒸気によって水分が行き渡ることで自然に毛穴が開き、皮脂や汚れが固まってできた角栓が浮き上がります。肌表面の古い角層もふやけて柔らかくなるため、この後の洗顔で、毛穴汚れや古い角層を落としやすくなります。

・くすみ改善

肌表面が温められることで血行が促進され、肌のトーンが明るくなり、くすみが改善されます。

・スキンケアの浸透力がアップ

各層に水分が行き渡り、肌が柔らかくなっているため、後に使う化粧水や美容液などのスキンケアが浸透しやすくなります。

・皮膚の新陳代謝がアップ

古い角層や角栓が取り除かれ、血行が良くなることで、新陳代謝が高まります。

■蒸しタオルを使用するタイミング

蒸しタオルはいつ行っても良いのですが、期待する効果によってベストなタイミングが変わるため、肌悩みやニーズに合わせたタイミングで取り入れましょう。また、毎日行うと肌が乾燥しやすくなるため、週1〜2回がおすすめです。

●汚れをしっかり落としたいときは

<朝のケア>:【蒸しタオル】→洗顔→スキンケアの順で取り入れる
<夜のケア>:クレンジング→【蒸しタオル】→洗顔→スキンケアの順で取り入れる

●安眠したいときは

就寝の1時間〜30分前に取り入れる

●くすみ・くま・化粧のりアップ

朝、洗顔前に取り入れる

●むくみ解消なら

朝、洗顔前に取り入れる。寒い季節は、首元まで温めるとより効果的

■蒸しタオルの当て方

1.蒸しタオルは、頬を中心に目から下に当て、耳を軽く包み込む
2.頬全体を両手のひらで包む
3.タオルをひっくり返して、少し上を向き、両手で目元を優しく包み込む
4.最後に両手のひらの親指側の膨らんでいる部分(母指球)をこめかみに当てて、顔の重みをのせるようにこめかみをゆっくり圧迫する

蒸しタオルがなくても、温かな使い心地のアイテムをお勧めします。

◆2.「入浴」で全身を外側から温める

全身を効率よく温めるには、やはり「入浴」が◎。とはいえ、体をしっかり温めるために、湯船に長く浸かる必要はありません。温めのお湯(38〜39℃)に、顔が汗ばんでくるまで10分〜15分を目安にゆっくり入るのが理想。神経の昂りが抑えられ、リラックスや疲れを癒す効果も期待できますよ。また、お風呂から出た後は、早めにタオルで水分を拭き取り、毛布や布団にくるまるなどし、温熱効果を逃さない工夫もポイントです。

◆2.「マッサージ」で全身を外側から温める

マッサージには、体を温める効果も。筋肉に適度な力を加えてコリをほぐすことで血行が促進され、肌の血色感もアップします。

マッサージは、化粧水の後、3〜5分が目安。強く擦りすぎると肌の負担になるので、優しく行うことを心がけましょう。

■血液循環を促すおすすめの「リズムテンポマッサージ」の方法

<マッサージをするときのポイント>

・マッサージで使用する指:肌あたりが優しい「中指」と「薬指」
・指の動き:ゆっくりとスムーズな動きで。らせんは顔の中心から外側に向かって、下から上へ引き上げるように。目元はデリケートな部分なので優しく行う
・テンポ:こめかみなどのツボを押さえるときは3秒くらいかけ、ゆっくりと力を加えておし、ゆっくりと力を抜く

1.まず、化粧水の後、指先にさくらんぼ1個分を目安にマッサージクリームを取り、顔の5ヶ所(両頬・額・鼻・あご)におく

2.指全体を使い、顔全体に広げる

3.ほおを持ち上げるようにして大きく円を描く(x8回)

4.口角を引き上げる(x4回)

5.額を引き上げるように大きく円を描く(x2回)。目の周りは優しく円を描く(x1回)。最後にこめかみを押す

◆2.胃に優しいポカポカレシピ「タッカンマリ」

疲れた胃にも優しいぼかぼかレシピをご紹介します。

その前に、今回のレシピ以外にも応用できるように、まずは体を温めるために大切な栄養のお話からします。
「大切な栄養素+一緒に摂ると効果的な栄養素」という組み合わせでご紹介します。
食材例を参考に「食べる冷え対策」を取り入れてみてください。

1.タンパク質+ビタミンB6

<食材例>
・タンパク質/肉・魚・卵・牛乳・大豆(納豆、豆腐、豆乳、煮豆etc.)
・ビタミンB6/鮭・ささみ・バナナ、亜鉛→牡蠣・チーズ・油揚げ

まずは、熱の元になるタンパク質と、タンパク質を熱に変えるビタミンB6・亜鉛の組み合わせ。タンパク質は食べ溜めができないので、毎食摂ることを心がけましょう。一人暮らしの自炊でなかなか手を出しづらい魚は、ツナ缶やサバ缶を使うと便利です。

2.糖質+ビタミンB1

<食材例>
・糖質/ごはん・パン・麺類・芋類
・ビタミンB1/豚肉・ハム・たらこ・枝豆

糖質も大切な熱の元!ダイエットのためにと避ける人も多いですが、代謝を落としすぎないよう適度に摂るのが大切です。糖質を熱に変えるのはビタミンB1。たらこパスタ、ハムサンドなど上手に組み合わせてみましょう。

3.脂質+ビタミンB2

<食材例>
・脂質(女子におすすめなもの)/バラ・卵黄・チーズ・オリーブオイル・サバetc.
・ビタミンB2/納豆・レバー・牛乳

脂質も熱の元に。そして脂質を熱に変えるのはビタミンB2です。美容にも気を使うならオリーブオイルやエゴマオイル、魚の脂など、良質な脂質を摂りましょう。

さらに、ビタミンE・C・Pは作り出された熱を全身に巡らせるので、下記を参考にこちらも意識して摂ることで全身ポカポカになりますよ♪

<食材例>
・ビタミンE/ナッツ類・カボチャ・植物油・モロヘイヤ
・ビタミンC/野菜・フルーツ・芋類
・ビタミンP/そば・みかんの筋

簡単タッカンマリ風スープ

【材料】(2人分)
●鶏もも肉(皮なし)100g程
●じゃがいも 中1個
●長ネギ 1/2本
●水 500ml
●酒 大さじ2
●鶏がらスープの素 大さじ2
●生姜 薄切り2〜3枚(チューブの場合は2〜3cm分)
●醤油 適量

【作り方】
1.鶏もも肉は一口大に、ジャガイモは皮を剥いて大きめの一口大に、長ネギは3〜4cmに切る
2.鍋に鶏がらスープの素・醤油以外の材料を全て入れて火にかけ、沸いたら鶏がらスープの素を入れる。
3.あくを取り除きつつ弱火で煮込み、じゃがいもが柔らかくなったら完成。味を見て足りない場合はお好みで醤油を!

暴飲暴食で疲れた胃を労わりつつ、しっかり冷え対策をしてくださいね。

◆まとめ◆

冷たい季節はまだまだ続きます。
肌は敏感なので、寒いこの時期には免疫力も落ち、乾燥してしまいます。

こまめにスキンケアをして、外側からも内側からも温めることを意識してみましょう。