読書の秋はゆっくり読書を楽しもう♪由来やおすすめのブックカフェも紹介!

10月になり涼しくなってすっかり秋ですね。
この時期はスポーツの秋や芸術の秋、食欲の秋など秋がつく慣用句はたくさんあります。
その中に読書の秋という言葉もあり、この季節には本屋や図書館でイベントやフェアが行われることも多いですね。
なぜ、読書の秋というのでしょうか。その理由をご紹介します。
また、おすすめのブックカフェもご紹介しますので参考にしてくださいね!

◆読書の秋の特徴や由来は?◆

暑い夏に比べて涼しい秋は過ごしやすくやる気や集中力の高まりを持続させてくれる季節です。
また、秋の夜長というように夜が長いので一人で静かに夜を過ごす時間も増えます。
つまり、読書に適した気候や時間の特徴を表して読書の秋と言うのです。

由来は?中国の漢詩を夏目漱石が引用している

読書の秋という言葉は、唐王朝の時代に活躍していた中国の韓愈(かんゆ)という詩人が、自著「符読書城南詩」のなかに記した「時秋積雨霽 新涼入郊墟 燈火稍可親 簡編可卷舒」(秋になって長雨が終わって空も晴れ、涼しさが丘陵にもきている。ようやく夜の灯に親しんで、書物を広げられる)という詩に由来するといわれています。

この詩を明治の文豪夏目漱石が発表した小説『三四郎』のなかで引用しました。このことから秋は読書をする季節だというイメージが一気に日本中に広まり、読書の秋という言葉が定着したというものが有力な説です。

1947年に「読書週間」が開始された

まだ、戦後の記憶が色濃く残る1947年に書店や図書館が中心となり「読書の力で平和を築く」ことをコンセプトに「読書週間」を開始しました。
この「読書週間」の期間はまさに秋の10月27日から11月7日でした。

「読書週間」は現在まで続いており、1960年に公団社団法人「読書推進運動協議会」が設立され、推進したことで全国に広まりました。

この「読書週間」が読書の秋のイメージをより定着させたといえます。

◆読書好きな方におすすめなブックカフェ3選◆

ブックカフェは全国にたくさん存在し、いつも読書をする方やちょっとした時間にゆっくり本を読みたい本好きの方に人気ですね。
おしゃれでサービスのいいカフェが多いですが、今回はその中から3店舗ほど選んでご紹介します。

◆本屋イトマイ

参照:https://www.booksitomai.com/
   https://www.pen-online.jp/article/007424.html

最初に紹介するのは東京都の東武東上線ときわ台駅北口にある「本屋イトマイ」です。
店名の由来は「お暇します」から取ったものです。

プライベートでもオフィシャルでもない「暇(いとま)」を、本と珈琲と静かな空間の中で各々ゆっくり過ごしていただき、それぞれに豊かな時間が訪れたらいいな、という願いのもとに作られました。

店は小屋のように区切られたレジ兼厨房を挟んで、奥が書店スペース、反対側がカフェスペースとなっています。書店スペースでは、ていねいに吟味して入荷した約3000冊の新刊本を販売しており、街で唯一の新刊書店ということも意識して、実用書や児童書を含めた幅広いジャンルの本を置くようにしているそうです。気に入った本を購入したら、カフェスペースでコーヒーと軽食を楽しみながらじっくり本を読むことができます。もちろんカフェスペースのみの利用もでき、店長の鈴木永一さんの蔵書が並べられていて、自由に読めるようになっています。

■本屋イトマイ
住所:東京都板橋区常盤台1-2-5 町田ビル 2F 
東武東上線ときわ台駅北口から徒歩1分

営業時間:12:00~20:00 
定休日:月、木、日
HP:https://www.booksitomai.com/

◆Book cafe ULM

参照:https://www.feel-kobe.jp/column/book_cafe/

次に紹介するのは神戸のJR「摂津本山駅」より徒歩2分のところにある「Book cafe ULM」です。
マンションの一室をリノベーションした店内には、幅広いジャンルの本がおよそ3,000冊も並んでいます。

店名の由来は、かつて店主が訪れたときに「素朴ないい街」と感じたこと、また「理論物理学者であるアインシュタインが生まれた街」だということから、ドイツの都市「ウルム」の名前に決めたそうです。

またULMでは読書会や料理教室、個展などのイベントも随時開催しており、ときには大学教授や留学生を招き、国際問題について学ぶ勉強会を実施することもあります。

人気のメニューは、できるだけ化学肥料や農薬を使わない有機野菜をたっぷりと使用した「バランスごはん」です。いろいろな料理が少しずつトッピングされていて、栄養バランスもしっかり考慮されています。 また、半年かけて完成させた「カレープレート」は、スパイスを一つ一つ厳選しており、5時間煮込んだ鶏ガラスープ入りを隠し味にしています。このこだわりの一品を味わいに行くのもおすすめです。

本選びに悩んだときは、気さくな店主が相談に乗ってくれるので安心です。
気に入った本の購入も可能で、お茶を飲みながらお気に入りの一冊を探してみてはいかがでしょうか。

■Book cafe ULM
住所:神戸市東灘区本山北町3-4-9 甲南ビラ203

営業時間:11:45~18:00
定休日:月曜日から水曜日
HP:https://bookcafe-ulm.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/bookcafe.ulm/

◆珈琲舎 書肆アラビク

参照:https://www.feel-kobe.jp/column/book_cafe/

最後に紹介するのは大阪の中崎町駅から徒歩5分ほどの場所にある「珈琲舎 書肆アラビク」です。ここはレトロな店内で、読書やギャラリー鑑賞が楽しめるお店です。
店舗は昭和4年に建てられた長屋を利用しているため、レトロな雰囲気たっぷりのおしゃれな空間になっています。落ち着いた店内では、喫茶のほかに古本やギャラリーを楽しむことができます。ギャラリーには新潮文庫の「不思議の国のアリス」や「鏡の国のアリス」などの挿画で知られる画家、金子國義の作品などが展示されています。展示された美術作品は購入することも可能です。

「書肆(しょし)」とは本屋のことです。「珈琲舎 書肆アラビク」 の店内には、文芸書を中心に新刊から絶版書まで本が幅広く揃えられていて本をじっくり楽しめます。

こだわりのコーヒーは、注文後に豆をひいて、ハンドドリップで丁寧にいれられています。
レトロカップに注がれたコーヒーに金平糖やチョコスプレーがかかっていたりと見た目も可愛くて美味しいのでおすすめです。
季節に合わせたアレンジコーヒーも出されていて、大人の味を楽しみたい人には、オレンジリキュールが効いた「マリア・テレジア」などもおすすめです。
そのほか、人気の「自家製ティラミス」などもいただくことができます。

■Book cafe ULM
住所:大阪府 大阪市北区中崎3-2-14 アラビク
中崎町駅2号出口より北へ3分

営業時間:13:30 ~ 21:00
営業時間(日・祝):13:30~20:00
定休日:水曜定休、火曜不定休
HP:http://arabiq.net/

◆まとめ◆

普段本を呼んでいない方は本屋や図書館へ足を運び、自分が読みたい本を家でゆっくり読むのも有意義な時間の過ごし方かと思います。
また、いつも家で読書している方には、普段は目に留まらないような本や人に出会えるブックカフェもおすすめです。
中には自分の好みとは違う本ばかり置いてあったりすることもあるかもしれませんが、そんな本との出会いが、趣味や興味の幅を広げるきっかけになるかもしれません。
是非とも特別なひとときを読書で楽しんでみてくださいね♪