11月に入りもう2週目ですね!
来週はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日が待っています♪
ボジョレー・ヌーヴォーはフランスの法律によって毎年11月の第3木曜日が解禁日とされているワインです。
今回はボジョレー・ヌーヴォーの楽しみ方と選び方をご紹介します!
◆ボジョレー・ヌーヴォーとは?◆
ボジョレーはフランスのブルゴーニュ地方南部に位置するボジョレー地区を指し、ヌーヴォーはフランス語で「新しい」という意味で、ボジョレーでその年に収穫された葡萄を使ったフレッシュな新酒ワインという意味です。
ボジョレーと名乗ることができるワインは、葡萄の品種が法律で限定されているため、白は全体の1%程度の生産量しかなく希少です。
さらに、ボジョレー・ヌーヴォー自体が赤とロゼに限定されているので白は存在せず、ほぼ赤ワインとなっています。
◆ボジョレー・ヌーヴォーの楽しみ方◆
もともと渋味が少なくフルーティーで飲みやすいボジョレー産の赤ワインの特徴です。その中でも特にヌーヴォーは飲みやすく作られており、赤い色が付いた白ワインとも言えます。
ちなみに、この「スペシャル・ウルトラ・ライト」な赤ワインは収穫後すぐさま醸造し、あの特有の赤色とフレッシュな香りを抽出するため「マセラシオンカルボニーク(炭酸ガス浸漬法)」という手法で醸されています。
本来、赤ワインは冷やしすぎると渋みが増してしまうため常温でいただきますが、ボジョレー・ヌーヴォーは渋みが穏やかなので、少し冷やしてもおいしいし、ジュースのようにスイスイ飲めます。冷蔵庫で1時間ほど冷やすのが目安ですが、ワインクーラーで冷やすのもいいですね。初心者でも飲みやすいワインです。
◆ボジョレー・ヌーヴォーの選び方◆
◆有名な生産者を選んで王道のよさを知ろう
ボジョレー・ヌーヴォーの選び方に迷ったらまずはジョルジュ・デュブッフ」や「アンリ・フェッシ」など生産者が有名なものを選んでみるのがオススメです。
有名なものは多くの人に好かれるような味わいに仕上がっている傾向にあるため失敗をしにくくなります。
慣れてきたら日本のワイン専門店と提携している生産者や、名のあるレストランと関係が深い銘柄なども試してみるといいでしょう。
◆格付けを見て上質なものを選ぼう
フランスのワイン法により、ボジョレー地区では産地ごとの格付けが定められています。
ボジョレー・ヌーヴォーを選ぶときにより上質なワインを求めているなら、格付けを見ることをオススメします。
格付けは、上級とされるものから順に、「クリュ・ドゥ・ボジョレー」・「ボジョレー・ヴィラージュ」・「ボジョレー・スペリユール」・「ボジョレー」の4段階あり、上級のボジョレー・ヌーヴォーは、特定の産地のブドウのみを用いて、度数や留糖の含有量も細かく規定されています。
もちろん低ランクでもおいしいワインはありますが、贈り物や選ぶときに質が高いものを見つけたいときには「ボジョレー・ヴィラージュ」以上の格付けのものを選ぶといいでしょう。
◆こだわりの醸造方法で選んでみよう
醸造方法の違いで味わいも異なるため、好みの味わいを見つけるために醸造方法にこだわってみましょう。
落ち着いた味のものがお好みなら「マセラシオン・ボジョレー法」で発酵されたものを選ぶといいでしょう。自然に発生した炭酸ガスを用いた昔ながらの製法で作られており、一般的なボジョレー・ヌーヴォーに比べフレッシュさが抑えられます。よりブドウの個性が表現された味わいを選びたかったらこちらがオススメです。
反対に、人工的に炭酸ガスを発生させる「マセラシオン・カルボニック法」で発酵されたものは、フレッシュな味わいが特徴のワインです。醸造方法の違いにもこだわって気分や好みに合わせたワインを楽しみましょう。
◆まとめ◆
毎年11月に大人だけの新しい楽しみがあるのがボジョレー・ヌーヴォーの魅力でもありますね。
本場フランスより日本の解禁のほうが早いので一足先にボジョレー・ヌーヴォーを楽しめるのも日本の特権です!
ワインが好きな方も、ワインが好きな友人や家族がいる方も今回紹介したボジョレー・ヌーヴォーの選び方を参考にして楽しんでみてくださいね♪