カフェイン摂りすぎてない!?中毒を避けたカフェインとの上手な付き合い方

6月になり、今年も残すところあと半分。新生活からゴールデンウィーク後の「五月病」も切り抜け、新社会人の方も軌道に乗り始めたところではないでしょうか?そんな中でお仕事熱心がすぎるあまり「眠気と戦いたい!」「集中力を維持したい!」とカフェインを意識的に摂取している方も少なくはないのでしょうか?カフェインは、眠気を抑える効果や、集中力を高める効果等お仕事にはうってつけな成分ですが、摂り過ぎてしまうと中毒症状などの健康被害にあうケースも少なくありません。そこで今回はカフェインの効果や具体的な健康被害、カフェインとの上手な付き合い方をまとめました。是非今後のお仕事や勉強に活かして健康的でメリハリのある生活を目指しましょう!

 

♦︎カフェインとは?♦︎

カフェインは植物由来の成分で、主にコーヒーやお茶類、カカオ豆などに含まれます。カフェインには中枢神経を刺激する効果があり、これにより体を覚醒させる作用があります。また、他にも利尿作用などもカフェインによる代用的な効果です。また、食品添加物として配合されることも多く、主に苦味料用いられます。これらのカフェインの作用には個人差があり、肝機能や年齢などカフェインを分解する酵素をどの程度持ち合わせているかによって大きく作用する場合も、あまり作用しない場合もあります。また、カフェインが含まれる医薬品に用法・用量が定められているのに対し、カフェインが含まれる食品や飲料には摂取量の規制が定められていない為、飲食物による過剰なカフェインの摂取によって、1日に適切なカフェイン量(健康な成人の場合1日に400mg)を上回り、健康被害が報告されるケースが近年増加傾向にあります。この背景には、眠気覚まし用飲料などエナジードリンクの普及などがあげられます。

 

♦︎カフェイン中毒とは?♦︎

カフェインを一度に多く摂取すると「急性中毒」がひき起こります。症状としては、心拍数の増加、めまい、震え、不眠、吐き気、嘔吐、重度の症状であれば、高血糖、低血圧、意識障害、痙攣発作、不整脈などがあげられ、いずれも命の危険が伴う重大な症状です。また、カフェインが体内からなくなり効果を感じられなくはじめると、溜まっていた疲労や倦怠感を取り戻し、体がカフェインによる効果を求めるようになり、習慣化させてしまうことをカフェイン依存と言います。次第に体が効果に慣れてくる為、同じ効果量を得るために摂取する量が増えていき、依存から抜け出すことが困難になっていくことも問題とされています。

 

♦︎カフェインが睡眠に及ぼす影響♦︎

カフェイン中毒の症状に不眠をあげましたが、長期化すると生活習慣の乱れから高血圧や心不全、虚血性心疾患、脳血管障害などにかかりやすくなります。不眠の原因がコーヒーによる影響に気づいた事例では、「夜中に目が覚めて眠れなくなることがある」「不眠のある晩とない晩が明確」などがあげられました。当てはまる方は要注意です。

 

◆カフェインとうまく付き合うには?

カフェインには集中力を高めたり、眠気を防止したりとパフォーマンスアップ効果をもたらします。一方でカフェインの効果を期待して健康リスクが高まるおそれもあります。うまく付き合うには、睡眠の6時間前にはカフェインの摂取を控える、30分の仮眠の際にカフェインを摂取しておくことで、目覚めた時により多くのパフォーマンスを発揮するなどです。これには、カフェインの効果がどのくらいの時間で現れるのか、また効果が減少する時間はどのくらいなのかをしっかりと把握することが鍵となります。

♦︎まとめ♦︎

いかがでしたか?今回はカフェインとその上手な付き合い方についてまとめました!うまく付き合って健康的でメリハリのある生活をめざしましょう!時に頑張るスイッチも大事ですが適度な休息も必要ですよ♪