最近やる気が出ない、仕事に集中できない、気分が落ち込む… その症状「5月病」かもしれません。誰もがなる可能性のある5月病。今回は症状とその対策を解説していきます♪
★5月病とは?
新年度が開始し、5月の連休を経た5月から6月にかけての時期は、年間でも心身バランスを崩す人が最も多い傾向があります!5月病とは生活環境が大きく変化した中で、新しい生活や環境に適応できないまま連休中に疲れが一気に噴き出し、長い休みの影響で学校や職場への行く気がなくなるといった憂鬱な状態を総称した表現のことを指します。具体的な症状として疲労感、無気力、不安感、焦燥感などがあげられます。
そんな5月病の対策方法を下記で解説していきます♪
★5月病の対策
心身バランスの鍵を握るのは「セロトニン」
「セロトニン」とは、幸せホルモンと呼ばれる脳内ホルモンで、神経を興奮させる「ノルアドレナリン」や快感に繋がる「ドーパミン」と並んで三大神経伝達物質の1つです!
緊張やストレスに対抗する際に脳からセロトニンが分泌され、他のノルアドレナリンやドーパミンの働きを制御し自律神経のバランスを整えようとします。セロトニンの分泌量が減ったり働きが制限されると、心身のバランスを取りづらくなってしまいます。セロトニンが正常に分泌される生活習慣を心掛けることが、心身バランスを整えることに繋がります♪
◆1.栄養バランス良い食生活を意識する
セロトニンは人の体内で作られますが、セロトニンの合成には必須アミノ酸の「トリプトファン」を摂取する必要があります!
トリプトファンというアミノ酸は人体では作られていない栄養素であるため、食事で摂取する必要があります。卵、乳製品、大豆製品、肉類、魚類等の食材に含まれています♪
またセロトニン合成の際に合成を促進させるビタミンB6を摂取すると、セロトニンを増やす効果が上がります!
さらに鉄分はセロトニンをはじめドーパミンやノルアドレナリン等の神経伝達物質の合成に不可欠な酵素の働きを助ける作用があります!
しかしビタミンB6は腸内細菌によって食品中から取り出され合成されるため、腸内環境が悪く腸内細菌が少ない状態では、ビタミンB6が豊富な食材を摂取してもビタミンは取り出されにくくなります。鉄分もまた、腸内細菌によって体が吸収しやすい形に還元されることが確認されています。
よって腸内細菌はトリプトファンの分解やセロトニンの合成に関与しているため、腸内細菌が生息しやすい腸内環境を整えることとが最重要になります!
そのためにはバランスの良い食生活を送ることや、プロバイオティクスなどの食品を食事に取り入れていくことが大切です♪
◆2.質の良い睡眠をとる
セロトニンの分泌には、質の高い睡眠を十分確保できているかどうかが非常に重要です!
慢性的な睡眠不足や眠りの浅さが心身疲労に繋がります。睡眠の質を上げるために「起床時刻を一定にする」「ブルーライトは寝る1時間前から見ないようにする」等の自分に合ったルールを実践し、十分な睡眠時間を取る生活習慣を身につけましょう♪
◆3.適度な運動をする
単純なリズム運動がセロトニンを活性化させます!
ウォーキングやランニング、サイクリングといったように、一定のリズムを繰り返し刻む運動を習慣づけましょう♪
◆まとめ
5月病の症状と対策、いかがでしたでしょうか?上記を意識して心身のバランスを保ちましょう♪