効果で選ぼう!自分に合った歯磨き粉の選び方

歯磨き粉と言えば、CM等で多く耳にする“ホワイトニング”や“歯周病予防”、“虫歯予防”といったイメージを持つことでしょう。一つの商品で広くケアできるものもあれば、お悩みに合わせて重点的にケアできるものも出てきていますね。では実際に悩みに合わせて選ぶにはどこをみるべきか。こちらについてまとめました!

 

♦︎歯磨き粉の役割♦︎

歯磨き粉を使わずに、歯ブラシのブラッシングだけで汚れの除去をすることは可能です。では何故、歯磨き粉を使うのか。これはブラッシング時に汚れの除去+αの効果を与える為です。より効果的に汚れを除去できるものや、口臭予防に特化したもの、ホワイトニング用などさまざまです。

 

♦︎主な効果の種類♦︎

具体的にどのような成分がお悩みに効くのか?効果ごとにみていきましょう!あなたの歯磨き粉選びに役立つかも?

 

◆研磨剤(炭酸カルシウム、無水ケイ酸、ピロリン酸カルシウム等)

着色汚れや歯垢を効率よく落とすための成分です。基本的にどの歯磨き粉にも入っている成分ですが、無いものや、逆にシャリシャリとした触感の、顆粒入りのものもあります。しかし、顆粒入りのものは人によっては、歯茎のポケットに入り込んだまま菌の足場になってしまうケースもある為、歯茎のポケットが深めな方や顆粒入りの使用感でないと満足ならない方以外は使わないほうが良いでしょう。

 

◆虫歯予防(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等)

虫歯の原因は、歯垢の中に潜む菌が出す酸によって歯が溶かされる病気です。溶け出してしまった歯を再石灰化の促進をさせる成分や、歯垢を作らせないようにする成分が虫歯の予防に適しています。特に、再石灰化の促進させる成分であるフッ化物イオン濃度は1,500ppmにより近い数値程虫歯予防の効果が高いです。

 

◆歯周病予防(塩化ベンゼトニウム、グリチルリチン酸類、トラネキサム酸等)

歯周病は、菌による歯茎の炎症が原因で歯を支えられなくなり、重症化すると歯が抜けてしまうことも。防ぐには、炎症を抑える成分や、殺菌成分のあるものを選びましょう。

 

◆知覚過敏予防(硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、リン酸三カルシウム等)

知覚過敏は歯の内部にある象牙質が露出する事で、歯への刺激が神経に伝わりやすくなってしまう為、歯が痛んだりしみたりする病気です。これを防ぐには神経の痛みの伝達をブロックする成分や、象牙質を刺激から守る成分でコーティングできるものが効果的です。

 

◆ホワイトニング(ポリリン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン等)

コーヒーやワインによる着色汚れ、喫煙による着色汚れは、それぞれ別々の成分が有効な為、原因によって選び分けたり、どちらの成分も入っているものを選びましょう。

 

◆口臭予防(ミルラ、フェンネル、ラウロイルサルコシンナトリウム等)

口内の最近や食べかすなどを分解/発酵する際にでるガスが口臭の原因とされています。これらには殺菌作用のある成分を選ぶのが効果的です。しかし、口臭はこれら以外にも、鼻炎や糖尿病など口内以外の場所の疾患が原因で引き起こされるケースも少なくないです。歯磨きで予防しきれない口臭が発生している場合は一度かかりつけの病院で診てもらう事をお勧めします。

 

♦︎効果的な買い物のヒントは成分表!♦︎

いかがでしたか?このように歯磨き粉一つとっても、目的によって選ぶべき対象は様々。より効果的な商品選びで生活を豊かに、より健康的に過ごしましょう!